ノルマ制を脱却し、タイムボックス制へ

投稿日: 2025-04-08

何かに取り組むときは、タイムボックスを意識して、投じた時間の価値を最大化することを意識したい。

いい加減「何かにとりかかるときはタイムボックスを意識して取り組め!」というのを戒めるために、この文章を書く。

タスクへの時間の投入の仕方

自分が知っている方法は2つある(※ほかにももっと優れたものがあるなら知りたい)。

1つは、ノルマを決めて、できるだけ完了するタスクを増やすこと。 ノルマをこなすまでは、タスクをこなすことに集中して継続する。

もう1つは、タイムボックスを決めて、その時間の間だけ対象のタスクに取り組むこと。 時間を過ぎたら、その時点でそのタスクは必ず取り組むのを止めること。

昔はノルマを決めるほうが良かった

大学受験で身につけた勉強法がこれだった。 かすかな記憶だと、古い方のドラゴン桜で紹介されていたからやってみた、という感じだった気がする。

これは大学院生のころまでは、ぎりぎりうまく機能していたように思う。 なんだかんだ時間が潤沢にあって、時間を気にせずタスクに集中することで、それなりに良い成果が出ていたと思う。

今はタイムボックスじゃないと、まともな生活にならない

大学院を卒業して民間企業で働きはじめてから、とにかく時間が少なくなってきた。 「潤沢な時間がある」という前提が崩れたことにより、ノルマに従うやり方だと、日常の色々なことが上手く回らないようになってきた。 最近では、ソフトウェアのこと以外の生活について向き合うべきことも増えてきて、優先度付けから難しくなってきた。 結果として、ノルマを決めることすら難しく、気づいたら「時間だけが経過して何も進まなかった」ということが多くなってきた。

今重要なのは、「時間は貴重である」ということを再認識して、やるべきことがあるならさっさとそれに向けて前進できるようにアシストできるような手法 だと思う。 そのために、以下の2つをやろう。

  • 「今やるべきこと」を俯瞰的にざっくりとだけ捉える
  • それに対して、どれだけの時間取り組むかを決める

タスクを細分化して、その優先度づけを決めることは簡単ではない。 そうではなく、例えば「部屋の掃除、整理」「フロントエンドの学習」ぐらいの粒度にとどめておく。 そして、それぞれに対してタイムボックスをあらかじめ決めて、その時間だけ対象に取り組む。

タスクではなく、投入する時間のほうを主役と考えることにより、時間を貴重なものと捉え、より対象に対して集中する効果を狙う。狙いたい。